近年、環境問題やアニマルウェルフェア(動物福祉)や動物愛護の観点などから、ヴィーガンやベジタリアンの食生活を実践、または関心を持たれている方が世界的に増えています。

そして、和食が世界から注目されておりますが、心と身体、環境にも優しい植物性の食材を使用した精進料理は和食の原点であり、時代の最先端をいくフードカルチャーとも言えるでしょう。

そんな温故知新の「精進料理」を老若男女問わず多くの方々に、日々の食生活の中で気軽に簡単に取り入れていただきたいという思いから、家庭精進料理教室「精進スタイルのおうちごはん」を主催することになりました。

わたくし自身、過去に婦人科系の疾患である卵巣嚢腫の摘出手術を受けたことがあるのですが、数年後にまた同じ疾患が見つかったという経験があります。
そのことから、体質改善の必要性を感じ、食生活の見直しをしようと思っていたときに出会ったのが「精進料理」でした。

体質改善の効果を期待できる期間として、血液が入れ替わるとされている100～120日を目安に、先ず最低3か月はしっかり精進料理生活を実践してみようとスタート。

もともと、子供の頃から食全般に関心が強く、料理好きだったこともあり、野菜だけで作る所謂ベジタリアン料理は、わたくしにとって新しいジャンルで、大豆ミートなど初めての食材を手に、どのようにしたら美味しく調理できるか毎日が試行錯誤でのなか、日々新しい発見や気付きがあり、その奥深さにどんどん夢中になり今に至ります。

実際体で感じる効果としては、沢山食べても胃もたれせず消化が早い、以前に比べて朝スッキリ目覚められるようになり、疲れが貯まりにくくなったり、風邪をひきにくくなったり、長年にわたり悩んでいた便秘も改善するなど、全体的に体が軽くなったような感じがしました。(あくまでも個人的な体感です。)

また食生活を変えたことによる大きな変化として、再びできた腫瘍が跡形もなく消えてしまったことが挙げられます。薬の投与など特に医学的な治療なく、このような結果が得られたことはわたくしにとって一番嬉しい変化でした。

これまで10年以上、毎日毎食、精進スタイルの食生活を実践してきた歩みは、未来の自分自身の希望であり自信となっています。

先ずは自分自身の心と身体を整え、大切な家族、友人へ…

食卓から広がる笑顔が1日の元気の源となるよう、わたくしたち「精進スタイル」の提唱する温故知新のライフスタイルを楽しく取り入れていただくことで、皆さまの心と身体の健康を育むお手伝いをさせて頂けましたら幸いです。